キャッシングとは、原則的に相手を信用して貸付をする信用貸しですから、担保を取られたり保証人を求められたりといったことはありません。けれど場合によっては、連帯保証人を求められるケースもあります。
Gさんはある会社でキャッシングをしていましたが、ある日その会社に20万円の追加融資を願い出ました。追加融資とは、キャッシングした金額を完済する前に、さらにその会社でキャッシングをすることです。
けれどGさんの借入限度額がいっぱいだったため、その会社はある提案をしてきました。それは誰か連帯保証人をつけることができれば、追加融資を検討できるといったものでした。そこでGさんは、親戚の人に連帯保証人をお願いすることにしました。
キャッシング会社はその連帯保証人の信用情報を調査し、連帯保証承諾書を交わすと、Gさんに10万円の追加融資を行いました。Gさんが付けた連帯保証人が、Gさんの希望額を満たせる程の信用状況ではなかったからです。けれどGさんは、全く借りられないよりは半額でも借りられた方が良かったので、その件についてはあまり気にしませんでした。
しばらく後、Gさんはその連帯保証人の人から、
「息子の連帯保証人になって欲しい」
と頼まれました。息子さんが、Gさんが利用しているのとは別のキャッシング会社を利用しようとしたところ、連帯保証人を付けるよう頼まれたと言うのです。
Gさんはその人に連帯保証人を引き受けてもらった義理もあり、また息子さんが借りようとしている金額が10万円といった低額だったため、連帯保証人を引き受けました。
けれどその後、親戚の息子さんの利用するキャッシング会社から度々、
「追加融資の依頼が来ているが、貸付をしても良いか」
との問い合わせが入るようになりました。
Gさんとしては義理もあったため、その都度、許可をしていたのですが、ある時そのキャッシング会社から、督促がきてしまいました。知らない内にその息子さんが、自己破産をしていたのです。連帯保証人は、契約者が返済をできない場合に返済の義務を負いますから、法律上それは仕方の無いことですが、その後Gさんの連帯保証人まで、自己破産をしたことが分かりました。
そのためGさんが付けていた連帯保証人に価値が無くなり、Gさんは自分が借りていたキャッシング会社から、信用状況の変化を理由に一括返済を迫られてしまいました。自分が借りたわけでもない借金を負った上に、自分の借金は一括返済を迫られてしまい、Gさんは大変な苦労をして金策に走ることになりました。連帯保証人になってもその旨が信用情報に載らないことが、こういったトラブルの一因かと考えられます。
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